精力がアップをする食べ物を探していませんか?
私はセックスカウンセラーとして多くの相談を承りますが、「精力アップの食べ物」について知っていても食べ方に気を使っていない方がほとんどだということに気づきました。
この記事は精力アップ食べ物を紹介し、「これを知らなければ意味がない」というような効果を引き出す食べ方を解説します。
これを読めば、精力をつけて快適な日常生活を送れるようになりますので、ぜひ御覧ください。
1.精力がアップする食べ物がおすすめな人
精力のつく食べ物は夜の生活だけでなく、見た目、仕事力など生活全体を充実させる効果が期待できます。
精力剤やサプリに頼りたくない人にとって、精力アップ食べ物の知識は必須と言えるでしょう。
私のカウンセラーを受けていただいた方のコメントをご紹介します。
K・Tさん(40代)
仕事が忙しく外食ばかりを利用していて、あまりバランスの良さについて考える暇がありませんでした。
夜の生活についての相談に乗っていただいた時に、生活習慣の改善を言われ、食事も健康的なものに変えると、みるみる体調が変化していくのが分かりました。(妻のおかげです)
30代までは気を使わずに行けますが、40代になるとやはり、食生活に気をつけなければならないと反省しました。
S・Y さん(30代)
ED(勃起不全)でお話しを聞いた時に、食事の大切さについて説かれました。
コンビニやインスタント食品ばかりだったので、彼女と一緒に食習慣を変えました。
健康的にもなるし、お金の節約にもなるしと一石二鳥でした。
普段の食生活を全く気にしていない人ほど効果があります。
生活を楽しく、充実させたい方はぜひ食生活を変えましょう!
2.精力アップ食べ物総まとめ
「精力のつく食べ物」とは、「精力をつける成分が入っている食べ物」です。成分ごとに食材を見ていきます。
有効成分 | 効果 | 代表的な食材 | 有効成分を多く含む食材 |
亜鉛 | ・アンチエイジング効果 ・精子形成の促進 ・ED(勃起不全)解消 ・薄毛の改善 | カキ | 魚介類(煮干し・するめ・カニ) 肉類(ビーフジャーキー、豚レバー、牛肉) アーモンド、パルメザンチーズ、抹茶、卵黄、ごま |
アルギニン | ・血行改善 ・勃起力アップ ・疲労回復 ・免疫力アップ | アーモンド | 大豆類(落花生、ごま、湯葉、高野豆腐) 魚介類(しらす、えび、まぐろ、かつお) 肉類(豚のゼラチン、牛・豚・鳥のひき肉) |
ビタミンE | ・生殖機能改善 ・更年期障害改善 ・血行促進 | アボガド | あゆ、いわし、うなぎ、モロヘイヤ、アーモンド 、油脂類(ひまわり油、菜種油など) |
シトルリン | ・血行改善 ・冷え性改善 ・勃起力改善 | スイカ | メロン、冬瓜、きゅうり、へちま、ゴーヤなど |
アリシン | ・血行改善 ・疲労回復 ・食欲増進 ・ガンの予防 | にんにく | ながねぎ、ニラ、玉葱、らっきょうなど |
タウリン | ・血行改善 ・肝機能改善 ・疲労回復 ・肥満解消 | タコ | イカ、カキ、ホタテ、カツオ、サンマなど |
ムチン | ・疲労回復 ・ドライアイ予防 ・胃腸の保護 ・免疫力を高める | 山芋 | 納豆、里芋、オクラ、モロヘイヤ、なめこ、レンコン、明日葉、ツバメの巣など |
魚介類や肉、ネバネバ食材が精力アップに結びつきます。
私のおすすめ食材を太字にしてありますので、ぜひ食事に取り入れてください。
2-1.亜鉛の摂り方
亜鉛を摂る上で一番おすすめなのがカキですが、レモンやほうれん草一緒に食べると、ビタミンCが亜鉛の吸収力をアップしてくれます。
逆に、ヒジキや昆布などの海藻類は亜鉛を排出してしまうので避けるべきです。
カキが苦手なら、スルメや煮干し、アーモンドなどを食べて亜鉛を摂ると良いでしょう。
2-2.アルギニンの摂り方
アルギニンは大豆類、肉類、魚介類に豊富に含まれています。
アルギニンを一番含んでいるのは豚のゼラチンで、豚の角煮がおすすめです。
コラーゲンを75〜85℃でコトコト煮込むとゼラチンに変わります。
豚の角煮なんてあまり食べられないという場合におすすめなのがアーモンドです。
アーモンドにはダイエット効果や便秘解消などの効果もあり、1日20~25粒程度がおすすめです。
2-3.ビタミンEの摂り方
ビタミンEは脂溶性(水にとけにくく、油にとけやすい)のビタミンで、油を利用した料理がおすすめです。
アボガドに豊富に含まれるビタミンEですが、「アボガドオイル」はオリーブオイルの約2.5倍含んでいます。アボガドは「食べる美容液」と言われるほど女性に人気ですが、男性の精力改善にも役立つのです。
カップル、夫婦で一緒に摂ってみてはいかがでしょうか?
そして、食材として紹介しておきたいのがうなぎです。うなぎは、アルギニン、ビタミンEだけでなく、ビタミンA、ビタミンB群、DHA、EPAなど、栄養価が高く精力をつける食材として有名です。
ビタミンEをピックアップしましたが、その他のビタミンもなければ意味はありません。
次章でも紹介しますが、バランスの良い食事が大切なのです。
2-4.シトルリンの摂り方
シトルリンは、疲労回復や健康増進、筋肉増強などに効果があり、夏ならスイカを食べたいところです。
スイカはお腹を冷やすので、食べ過ぎには気をつけましょう。
シトルリンは、ゴーヤやきゅうりなど、ウリ科の植物に豊富に含まれていますので、お新香のように食事に取り入れるのがおすすめです。おすすめ料理のゴーヤのおひたしです。
かつおぶしをかけてアルギニンを摂るのもポイントです。
2-5.アリシンの摂り方
アリシンはニンニクを刻んだり、潰したりすることでアリインが変化してできます。
食べ過ぎは禁物で、生は1日1片、加熱したものは2~3片が程度が適量です。
アリシンは油に強いので、チャーハンに入れたり、野菜炒めの風味付けに入れることがおすすめです。精力アップにつけたいのがレバニラです。
レバーのタンパク質と亜鉛、さらに、ニラのアリシンで精力アップ間違いありません。
2-6.タウリンの摂り方
栄養剤に入っているタウリンですが、タコ、カキ、ホタテなどの魚介類に豊富に含まれています。
肝機能回復にも役立ち、お酒のお供にぴったりです。
私がおすすめなのはサンマで、秋になると多くの定食屋で扱われるので、好んで食べていました。サンマにはセレンという血管拡張作用がある成分もあり、こちらも精力アップにつながります。
2-7.ムチンの摂り方
ムチンは納豆や山芋など、ネバネバ食材に含まれているので、ご飯のお供に食べてください。
朝ごはんに納豆を食べ、夜ご飯に山芋を食べるというのが私の日課でした。
ムチンは熱に弱いので、生のままで食べてください。山芋をすりおろしてご飯に食べるのは美味しいですよね。
ウサイン・ボルト選手が山芋の仲間であるヤムイモをパワーの源と話していますので、我々もあやかりましょう。
3.精力アップ食べ物を摂る際の5つの注意点
前章で紹介した精力のつく食べ物の効果を引きだすために次のことをおさえておきましょう。
精力アップにつなげるための5つのポイント
- バランスの良い食事をとる精力減退につながる食べ物を避けるアルコールを控える体調が悪い時は、消化しやすい物を食べる
継続的に食べる
3-1.バランスの良い食事をとる
精力アップ食べ物の効果を得るために最も大切なのがバランスの良い食事です。外食をするときにも「主食はお米、主菜はカキフライでサラダをつけよう」というように、このバランスを意識してください。
そして、このバランスを大事にしつつ、精力のつく食べ物を入れるのです。
肥満解消はED(勃起不全)改善にも役立ちます。
私の場合はダイエットの必要はありませんでしたが、食事のバランスを考える上で重宝しました。
3-2.精力減退につながる食べ物を避ける
精力のつく食べ物と一緒に、精力減退につながる食べ物をせっせと食べていたら効果は半減してしまうので、精力を減退させる食べ物もしっかりおさえておきましょう。たまに食べるのは問題ありませんが、毎日食べるというようなことは避けてください。
3-3.体調が悪い時は消化しやすい食べ物を食べる
いくら精力のつく食べ物を食べても、腸が弱っていればエネルギーが吸収できません。
医学博士の蓮村誠氏が「腸の毒出し」という著書で「精力減退は男性ホルモンの減少で起こるが、それには腸の調子が大きく関わっている」ということを解説しています。
腸が弱い時は、まずは消化のいい食べ物を食べて、腸の調子を整える必要があるのです。
消化に良い食べ物
主食(おかゆ、柔らかく煮たうどん) 野菜(大根、カブ、小松菜、オクラ、山芋、キャベツ、レタス)
タンパク質(ささみ、白身魚、湯豆腐、卵)果物(バナナ、りんご)
太字は精力をつける上で役に立つ食材なので、腸が弱っているときにもおすすめです。
蓮村誠氏は、上記著書で起床時に白湯(さゆ)を飲むことを提案していますが、私も体調が優れない時は、温かいお湯(白湯)を飲んでいました。
3-4.アルコールを飲みすぎないようにする
アルコールを飲みすぎると、亜鉛や、ビタミンB・Cなどのミネラルを消費して、精力ダウンにつながるので、適度に飲みましょう。
1日1本以上飲む方が多いと思いますが、1週間に休肝日を2日もうけることで、肝臓をいたわってあげてください。
3-5.継続的に食べる
「精力をつける食べ物を食べて、子作りしたい」という方は、精力のつく食べ物を3〜4ヶ月は継続的に食べましょう。
精子が作られるまで74日、さらに射精までには14日間かかるので、食生活を変えてから効果が期待できるのは約3ヶ月なのです。
もし、「精力のつく食べ物を食べて明日の夜のセックスを乗り切りたい」と考えているなら、バイアグラなどのED治療薬を使うべきです。
4.精力アップための3つの生活習慣
精力アップ食べ物を食べるのに合わせて生活習慣改善に取り組むと、より精力の充実を感じることができるようになります。
4-1.栄養を逃がさないために禁煙する
タバコを吸うと精力をつけるために取り入れたビタミンやミネラルを消費してしまうので、禁煙することをおすすめします。
タバコはED(勃起不全)にも大きく関わっており、ED患者の80%以上が喫煙者というデータもあります。
タバコは「百害あって一利なし」と思って差し支えないのです。
タバコを止められない場合
タバコをやめられない場合は、サプリや青汁などで補うようにしましょう。
タバコ1本に含まれる有害物質を体外に出すため、約25mgのビタミンCが消費されてしまいますので、サプリがおすすめです。『ビタミンC』のサプリを飲むことで、体の酸化や老化を防ぐことができます。
4-2.運動をする
運動は、男性ホルモンであるテストステロンの分泌を促すので、食事の改善と共にぜひとも取り入れたいものです。
特におすすめなのがスクワットや腹筋で、ED解消にも役立ちます。
ただ、過度な有酸素運動(ウォーキングやランニングなど)をすると、テストステロンの分泌を減らしてしまうので、自分の体力に相談しながらやりましょう。
4-3.睡眠を取る
精力をつける上で食事、運動と並んで大事なのが睡眠で、睡眠不足になると男性ホルモンが減少してしまうので、1日7〜8時間の睡眠を心がけましょう。
20代中盤の男性の睡眠時間を1週間5時間にしたところ、テストステロンが10〜15%下がったという調査結果があります。
睡眠時間を確保できない場合は、「寝る前にスマホを使わない」「リラックスできるアロマを寝室に入れる」など、睡眠の質を上げるようにしましょう。